飛石

木曽石の飛石打ち。
飛石と呼ぶものはどこにでもあるけれど、素敵な飛石はなかなかない。
石一つ一つの表情を見て、あいばを合わせて、歩きやすく、でも単調にならないように、美しく面白く。これが難しい。

とんとん、と右にいったら、ちょっと左にふられて、また次は右かなと思いきや、左にとんとん、大きい石小さい石、丸っこい石長い石。軽い裏切りと驚きがあって、ちょっと愉快になっているうちに、いつのまにか目的のところにたどり着いている。歩く人の心理を読んで、コントロールするテクニックも必要なのだ。

歩きやすいだけじゃつまらない。次々変化する遊び、この先も行ってみたいと思わせなければね。楽しませながらもおおらかにゆったりと導いてくれる。そんな飛石が理想だなあ。