海開き

逗子海岸、海開きの朝。
薄曇りの砂浜はまだ人もまばらで、静かにヨガ教室が開かれている。
托鉢の坊さんが7~8人波打ち際を並んで歩いている。
犬の散歩仲間の挨拶の声が小さく聞こえてくる。
その脇を時折軽トラが通り、荷台から飛び降りた海パンの男たちが海の家で荷を降ろす。
監視員が数人現れてなにやら打ち合わせを始める。
海開き一番乗りをしようと親子連れがちらほら来始める。
最後の波を楽しんでいたウィンドサーフィンの人々が次々と水から上がってくると、海上は一瞬まっさらになり、開演の前のブザーで静まり返ったホールのようだ。
いつの間にか日差しが強くなっていた。
・・・賑わいの前の、こんな時間がなんかいい。