
雨の箱根神社である。
うっそうとした大木に囲まれた、もやのかかる参道は、私のようなタダのヒトでも、厳かな気を感じる。
立ち並ぶ杉の巨木が地中のエネルギーを吸い上げて無限の宇宙に放出している。人間の営みなどはこのものたちにとってはどうでもいい次元のことである。ただここにあふれるパワーが欲しければ、いくらでも吸っていきなさい。みたいな。
あまりにも小さくて無力な自分の存在。
自分はものすごい大きな力を持つ何かに生かされているという感覚。
それを浄化作用というのであれば、
石段を昇りきった時にはすっかりキレイになった。
また今年も、計り知れない力の足元で、悪あがきをしながら生きていこうと思う。
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