梅に水仙

ちょっと見たいところがあって、北鎌倉の円覚寺に来ました。
朝のうちはまだ人もまばらで、静かな春の境内です。

ぐるっとひとまわりして帰り際に脇道に入ると、ノスタルジックなこの風景が現れました。昔の学校の校舎のような建物の中庭に、散り始めた白梅と花の終わった日本水仙、奥の納屋の前には洗濯した手ぬぐいが並んで風に揺れています。この建物は居士林といって、在家修行者のための座禅道場なのだそうです。

青空と山の尾根、梅に水仙、うららかな春の日ざし。
つつましやかな暮らしの気配、禅の精神。
そんなものが溶け合ってこの風景ができている。
そんなものが溶け合って自分の心身もできている。
・・・と思うほど、安らぎに満ちた幸福な気持ちになるのでした。