ヒヤシンス

ヒヤシンスというと、小学校の理科で水栽培の実験で育てた記憶が長いことつきまとい、あんまり「いい花」というイメージをもっていなかった。透明な容器の中でぐにょぐよに伸びた根が、水を替えないから藻が出てどろっとしたりしているのが、なんだか気持ち悪かったせいかもしれない。そんなのが教室の窓辺にずらっと並んでいる光景ばかり思い出され、「ヒヤシンス」イコール「実験材料」であった。だから私の中ではアサガオ、ヘチマと並ぶ三大不運な花の一つであった。

またまたの大雪で、窓の外は真っ白に冷えきっている。ガラス窓のこちらでは、一足早く咲き始めたヒヤシンスのまわりだけもう春だ。固い球根から芽を出し、どこでどう染めたのかと思う鮮やかな色が開いていく。こんなにいい香だということも、わりと最近まで知らなかった。。。今では大好きなヒヤシンスである。