モンサンミッシェル

小雪のちらつくモンサンミッシェル。
フランスの北方ノルマンディーの、殺伐とした海に浮かぶ。見渡す限り重く暗い雲が垂れ込め、灰色の水が無感情に潮の満ち引きを繰り返す。
石を積み、石を積み、石を積み、固くて冷たい奇跡の島はできた。
修道院として、要塞として、牢獄として、様々な変遷をたどってきたこの島で、人々はどのような思想にたどり着いたのか。
迷路のような暗い通路を通り、いくつもの礼拝堂を抜け、冷えきった階段を昇り、屋上に見たのは、
。。。緑の庭だった。