ムーランフリルルージュ

2階の窓のフラワーボックスに入れる冬のお花。メインはパンジー「ムーランフリルルージュ」。大人気のパンジーで、去年も年が明けると、もうどこでも売り切れ状態だった。
このパンジーを育種したのは世界最古のナーセリー、イタリアのファーメン社。ナポリの貴族の城主が、城の広い庭を彩るために草花の種苗を栽培させたのが始まりなのだそうだ。パステルカラーの微妙なグラデーションや、ドレスのように美しいフリルが生まれるまでに、たくさんの実験と研究の苦労があったことだろう。もはや「三色スミレ」ではないこのパンジーは、より美しく新しいものを求める人間の、欲望の果てのようにも見えてくる。

ムーランルージュといえばパリ・モンマルトルのこれまた世界最古のキャバレー。ロートレックのポスターが浮かんでくる。葉巻の煙、お酒の匂い、踊り子の黄色い声、ネオンの光。夕刻、色づいた落ち葉の中に並べられたムーランたちは、デカダンスな雰囲気を漂わせて、憂鬱な美しさをたたえていた。。。なーんて感じるのは私だけだろうか^^;