六代御前の墓

工事中の桜山のお宅は、逗子田越川沿いの道から六代御前の墓所に上がった先の新しい宅地にあります。いつのまに造成されたのだろう、とずいぶん明るく開けて変わってしまった風景に驚きました。

六代御前は 平正盛ー忠盛ー清盛ー重盛ー維盛 に続く六代目高清。壇ノ浦平家滅亡の後、一度は命を助けられ、出家して修行に励みましたが再び捕えられ、田越川で斬首されたといいます。六代が波乱万丈の人生を終えたとき、平家清盛の子孫は途絶えたのです。

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり」。。。

墓碑を取り囲むように枝を広げるケヤキとタブ。無常の世をずっと見てきたこの古木の傍らで、小さな子供たちの遊ぶ声を聞きながら新しいアプローチの石敷です。何もかも知り尽くした大木に見守られていると、無力感よりもなぜか不思議な安心感を覚えるのでした。