ドラセナの根

8月に部屋のグリーンにさしておいたドラセナが、まだあおあおと綺麗な緑を楽しませてくれている。

生けてからまもなく、硬い茎からプツッと飛び出すように根が出始め、あっという間に花瓶の水の中に広がっていった。ハリのある真っ白い根はちょっと作り物のような美しさで、それから私の関心は葉よりもすっかり根のほうに向かったのである。

土の中に根を埋めたり切ったり、常にいじっているけれど、ぐんぐん水の中に広がる根を見ていると、「根」の強さとエネルギー、自然の造形の美しさに改めて驚かされる。動物でいえば血管のようなものか。いかに効率よく吸い上げ、効率よく分配するか。それで行き着いたこのかたち。

 

「根」の重要さは日々思い知るところである。
見えないところの力と神秘、ひと枝のドラセナが教えてくれている。